平成１３年秋から今年春まで、青森県民を恐れさせていた連続少女強姦事件。なんと２人の犯人は警察幹部の息子。息子の犯罪を理由に幹部たちが辞表を提出したことが１８日わかった。 　父親を辞職に追い込んだバカ息子は、少女３人を強姦（うち１人は未遂）した罪などで青森地裁で公判中。三戸署署長の息子で青森市八重田の無職Ｆ被告(25)と、板柳署次長の二男で同市小柳の無職Ｋ被告(26)。 　２人は青森市内の同じ警察官舎に住んでいたため、同じ小中学校の同級生。別の高校に進んでから交流が途絶えたが、一昨年６月ごろ再会。大人になった２人はセックスなどの話をするうち、互いにロリコン趣味と判明。自動車で県内を物色しては、好みの女児や少女を拉致・強姦する計画を立てた。 　最初の犯行は一昨年９月。浪岡町で帰宅途中の女子高生を拉致しようとしたが騒がれて断念。１カ月ほど後、Ｋ被告の父親が所轄する板柳町の小学生を車内に連れ込んで全裸にし、小指で下半身をもてあそんだ。この時も少女が成育していなかったため危ない一線は越えなかったが、味をしめた２人は連続強姦を重ねる。 　今年２月、青森市で中学生を拉致、車で北部の蟹田町に連れて行き暴行。「黙っていれば殺さない」とバイブレーターなどで下半身をイタズラした後、２人で強姦。全裸姿を撮って「しゃべったら学校にばらまくぞ！」と脅迫していた。 　一連の悪事は、Ｆ被告が今年４月に浪岡町の民家で干してあったブラジャーを盗んで緊急逮捕されたことから、芋づる式に発覚した。